元死にかけ30代女子のネガティブループ脱却劇

かたづけをきっかけに死にたいマインドから抜け出した30代女子のブログ

投資信託の基準価額が決まるのは一日一回。実は買うときに価額がわからない。

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カジュアル投資家

やみーです。

 

このブログでは

投資信託をおすすめしていますが

 

その投資信託の値段について

説明していきます。

 

  

投資信託の値段とは?

投資信託の値段は

純資産額 ÷ 総口数 × 10,000口 

で表されます。

 

これを基準価額といいます。 

 

「×10,000口」というのは

基本的には10,000口あたりの価額で表されるためです。

※1口あたりの価額のものもあります。

 

投資信託は1口という単位で取引をしており、

投資家ごとに持っている口数が異なります。

 

この投資家が持っている口数の全合計を

総口数と言います。

 

また、

 

純資産額とは、

運用している総資産から

経費などの負債を引いた資産のことです。

 

この純資産がその投資信託を持っている

投資家全員の合計資産となります。 

 

「基準価格」じゃなくて「基準価額」

基準価額は先に説明した通り

投資家が保有している総口数が

分母となっています。

 

総口数が変わると投資信託の値段に影響しますが、

投資信託の組み合わせの金融商品自体の値段が

変わっているわけではないので、

 

投資信託の客観的な評価額という意味で

 

基準「価格(plice)」ではなく

基準「価額(value)」と表されます。

 

基準価額は1日1つだけ

投資信託はいろんな金融商品を組み込んでいます。

それぞれの価格変動や為替変動などにより

基準価額が変動します。

 

そこで、投資信託では

組み込んだ資産の評価額を

その日の取引の終値などから計算し

基準としましょうと決めています。

 

そのため、

1日1つだけ基準価額があるのです。

  

この基準価額の公表時期は

投資信託によって異なります。

 

海外の市場で売買されるものが含まれていると

評価額の公表が翌営業日のさらに翌日になる場合があります。

詳しくは各投資信託の目論見書を確認してください。

目論見書は投資信託の取扱説明書みたいなものです。

 

実は買ったときには基準価額がわからない

基準価額の公表のタイミングは

投資信託の取引の申込を締め切った後(購入した後)です。

 

つまり、 

投資信託は購入時(売却時)に価格が確定していません。

 

なぜこのような仕組みになっているかというと、

「受益者の平等を確保するため」です。

(受益者とは投資信託を持っている人のこと)

 

これはどういうことかというと、

 

例えば

投資信託が投資している資産の評価値が確定した後に

投資信託の取引ができてしまうと、

 

組み込まれた金融商品が暴落したときに

基準価額が確定する前に売って

損失を回避したり、

 

暴騰した金融商品が組み込まれた投資信託を買うことで

ほとんどリスクなしで利益を得ることができてしまいます。

 

投資信託の資産は

保有している投資家全員の共有の資産です。

 

前者の場合、

高値の基準で資産を持ち出されてしまい

投資信託を保有したままの人は

さらに損をしてしまいます。

 

また後者の場合は、

本来であれば受け取ることができた利益を

買われてしまった分だけ

その利益自体を配分することになります。

 

これでは、

投資信託を保有している人に

不利益が生じます。

 

そのような不利益を生じさせないように

投資信託の取引の申込を締め切った後に

基準価額を公表するのです。

 

ちなみに

この方法は「ブラインド方式」と言われます。

 

 

もし値段がわからないのが嫌という場合は

ETF(上場投資信託)という手もあります。

 

しかし、

積立投資を行うのであれば

決まったタイミングで購入するため

その時の価額を見て買うかどうかを決めません。

 

積立投資の場合は

購入時の価額がどうであろうと関係ないのです。

 

 

最後に

投資信託は基準価格の変動が

1日1回だけのため、

 

投資初心者が投資した商品の価格を

日中にチェックしたくる衝動を

抑えてくれると思います。

 

もちろん投資信託は金融商品の組み合わせのため

その大元となる金融商品の値動きを見れば

予測ができますが、

 

実際に持っているものの価格が変わるのとでは

かなり感覚が異なります。

 

また、

投資信託は小さくはじめることができるので、

初心者にはお勧めです。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。