元死にかけ30代女子のネガティブループ脱却劇

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株式と債券の違いと関係性は?違いは所有者か金貸しか

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カジュアル投資家

やみーです。

 

今日は

株式と債券の違いと関係性について

説明していきます。

 

 

株式と債券は有価証券

株式と債券は

どちらも資金調達のために

発行される有価証券です。

 

有価証券とは 

財産的価値のある権利を表彰する証券です。

参照:有価証券の範囲|国税庁

 

有価証券のイメージとしては

「お金じゃないけどお金のような働きをする」

と思ってください。

 

商品券や小切手も有価証券です。

 

株式とは

企業が資金を集めるために発行するものです。

 

株式を買うというのは

その株式を発行した会社に

お金を出資をすることです。

 

出資することで株主となり、

その会社の所有者となります。

 

そのため、

持ち株数に応じて

 

株主総会で投票したり

配当を受け取ることができます。

 

 

会社の所有者ってことは 

もし会社が倒産したら 

その借金分は負担しないといけないのでは?

 

と不安に思う人もいるかもしれませんが、

そんなことはありません。

 

会社法の第104条に

「株主の責任は、その有する株式の引受価額を限度とする。」

 

と記載されております。

 参照:会社法

 

要するに

出資した額以上は責任を追及しませんよ

ということです。

 

倒産した会社に借金があっても

その借金を株主が負う必要はなく、

 

最悪の場合でも

持っている株が

0円になるだけです。

 

 

ちなみに、

会社が倒産時に

負債を清算しても財産が残っていたら

その財産が分配されます。 

 

債券とは

国や企業などが

資金を借りるために発行されるものです。

 

簡単に言うと

「譲渡できる換金性の高い借用書」という感じです。

 

返済期日が決まっており

それまで毎年決まった利息を受け取ることができます。

 

債券は

安全性が高いと言われますが、

 

平たく言って借金ですので

お金が返せないとなる可能性もあります。

 

 

債券と株の関係性

債券と株の関係性を説明する上で

金利との関係性を理解する必要があります。

 

金利が上がると債券価格は下がる

金利が上がると債券価格は下がります。

 

これはどういうことかというと、

 

例えば、

金利が3%から5%に

上がったとしましょう。

 

新しく発行される

債券の金利が5%であるのに対し、

 

すでに発行されている

債券の金利は3%のため

 

金利が低いままになってしまい、

債券の価格が安くならないと

買い手がつかなくなります。

 

そのため

債券価格が下がるのです。

 

金利が上がると株価は下がる?

金利が上昇するという状況だけみると、

株価は下がる方向に動きます。

 

企業はお金を借りて

設備投資などを行います。

 

金利が上がると

企業は返済コストが上がるため

借り入れを控えるようになり

企業活動が冷え込んでしまいます。

 

また、

住宅ローンなどの金利にも影響するため

個人消費も落ち込むと予想されます。

 

そのため、

経済の先行きが不安となり

 

結果として

株価が下がるというものです。

 

 

逆に金利が下がると

経済が活性化する。

 

だからこそ

マイナス金利政策は

経済政策の一つとして実行されたのです。

 

 

金利を上げても株価が上がっている

しかし、

実際に金利が上がると

株価も上がっていることは珍しくありません。

 

どうしてなのでしょうか?

 

  

金利を上げる判断は国の中央銀行が決めます。

日本では日本銀行(日銀)が決めています。

 

正確に言うと

私たちが銀行で利用する金利の元となる

政策金利を決めています。

 

 

金利を上げる状況というのは

すでに景気が上昇傾向で

 

企業は借り入れのコストが上がったとしても

資金を投入したほうが利益につながると判断します。

 

そのため企業に活力があり、

業績が上がることが期待され

株価が上昇するのです。

 

 

つまりは

 

株価が上がっているから金利を上げている

 

と言ってもいいでしょう。

 

 

結果、債券と株は逆相関になる

話をまとめると、

 

金利上昇時に価格が下がる債券

金利上昇時でも価格が上がっていく株

 

という取り合わせになり、

 

株と債券は逆相関と言われるのです。

 

 

この逆相関を

分散投資の方法の一つである

商品の分散に利用するのです。

 

商品の分散についてはこちらの記事にまとめています。 

www.yamii-san.com

  

分散投資全体についてはこちらの記事でまとめています。 

www.yamii-san.com

 

最後に

株と債券は

どちらもお金を集めるためのものですが

性質が異なります。

  

そして逆の値動きをするため

株と債券に分散投資を行うことで

リスクを抑えることができます。

 

 

債券は株と比べるとリスクが低く

安全性が高いとされていますが、

 

どちらも元本保証はされていないため

その点をしっかり理解してから

投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。