元死にかけ30代女子のネガティブループ脱却劇

かたづけをきっかけに死にたいマインドから抜け出した30代女子のブログ

サービス残業常態化の会社に、労働基準監督署が抜き打ちで立ち入り調査に来た話。

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カジュアル投資家

やみーです。

 

私が以前働いていた会社は

サービス残業が常態化しており

 

その結果、

労働基準監督署が

立ち入り調査にやってきました。

 

 

今回は

 

労働基準監督署が来た時の話と

その後どうなったか

 

また、

実際にサービス残業をしていた

私の考えをまとめました。

 

 

それは突然やってきた 

入社3年目のある日。

 

定時を十分に過ぎた

21時前のことです。

 

その頃の私は

製造現場で加工機のオペレーションのために 

12時から21時の交代勤務に

就いていました。

 

退勤時間が迫ってきていたので、

前日と同じように

 

夜中に自動で加工機が動くように

ワークのセッティングを行っていました。

 

すると

本社に通じる入り口から

異様な空気を感じました。

 

私が働いている場所は

本社の建物に隣接している工場のため

人の気配はなんとなく伝わってきます。

 

何かあったのだろうか?

 

工場の人がざわざわとしていると

 

スーツを着た人たちが

3人程工場内に入ってきました。

 

私は入り口から一番遠い場所にいたので、

すぐに状況がつかめませんでしたが、

 

どうやら

労働基準監督署が来たようで

 

残っている社員は

全員事情聴取されることに。

 

労働基準監督署の人から

今の場所から動かないように

との指示がありました。

 

立ち入り調査と驚かない社員たち

「とうとう来たか。」

 

誰も驚いていませんでした。

 

誰が通報したんや~

と笑って言っている人もいました。

 

労働基準監督署の人たちは

残っている社員一人一人の話を聞いており

 

待っている間は

仕事をしていても問題なかったです。

 

もしかしたらパソコンや

書類関係の作業の場合は

止められたかもしれません。

 

 

聞かれた時の正確な内容は

はっきり覚えていませんが

 

私が聞かれたのは

 

「今は勤務時間とは異なりますが、

 あなたは残業中ですか?」

 

という内容です。

 

私の場合は

 

「加工機を動かすために

 時間をずらして出勤しているので

 残業ではありません」

 

と答えました。

 

 

次は

 

「残業は多いですか?」

 

という質問です。

 

これに関しては、

 

「残業をしないために

 時間をずらして仕事をしています」

 

と答えましたが、

今考えたら答えになってないですね。

 

私の場合はその日の労働時間が

8時間を超えていなかったため

 

特に追求されず終わりました。

 

他の人は

もれなく残業時間だたっため、

事情聴取にもう少し時間がかかったようです。

 

 

後で総務の人に話を聞くと

 

8人組のスーツの軍団が

バンに乗ってやってきたと聞いて

 

私の頭には

マル〇の女のテーマが流れてきました。

 

これ伝わるかな・・・。

私もドラマは見ていないですがイメージです。

 

労働基準監督署の立ち入り調査があった訳

労働基準監督署が来たのは

完全にサービス残業が原因です。

 

その会社は

どれだけ残業しても、

1ヶ月10時間分しか残業代しか出ない

という謎の制度でした。

 

10時間ってどういう基準だったのか

今でも謎です。

 

 

そして残業代未払い分は

2年間分遡って支払ってもらえることになりました。

 

10時間以上は残業をつけないといっていたものの

出退勤のタイムカードはしっかりと残っていたため

残業代は算出することができました。

 

しかし、

サービス残業をする会社が

おとなしく残業代を払うはずがありません。

 

その残業代は

過去に支払ったボーナスと相殺して

支払ったことにする措置が取られたのです。

 

社員は

「ボーナスで残業代を受け取っています」

という念書にハンコを押しました。

 

押さない奴は

社長室へお呼び出しです。

 

ただ、

ボーナスで相殺できない程

残業代があった人は

その差額分は支払われたようです。

 

その後サービス残業は撲滅できたか?

結局、労働基準監督署が入っても

サービス残業はゼロになりませんでした。

 

 

ざっくりいうと

「見つからないように残業しろ」

という感じ。

 

ただ、マシにはなったと思います。 

 

労働基準監督署に提出する資料として

パソコンのログイン記録も収集されるため、

  

残業が認められない場合は

タイムカード押してから

共有のパソコンを使用したり

 

パソコンを使わない作業を

自主的にするようになりました。

 

できる仕事の範囲が限られるのと

またいつ抜き打ちで調査が来るか分かりませんから。

 

 

少なくとも

現場はケガの可能性があることと、

 

少しして転職してきた人が部門長となり

その人がサービス残業を認めなかったため

 

その部門にいた時は

平和だったと思います。

 

部署異動してからは・・・。

 

結局は上の人間によるんだなと思っています。

 

 

この労働基準監督署の立ち入り調査について

誰が通報したかは分かりませんでしたが

 

社長は犯人探しをしていました。

 

あえて言うなら

 

サービス残業を強要した

社長が犯人ですよ。

 

その後も何度か

労働基準監督署の人が来られたようです。

 

当時の社長が

労働基準監督署の人に対して

「サービス残業の何が悪い!」

というような態度をとったため

 

目をつけられて

長引いていたとも聞きました。

 

サービス残業は人間を使い潰す行為

サービス残業をしている人で

喜んでやっている人はほぼいないと思います。

 

サービス残業をやっている会社は

 

仕事を必死にやっても

後から後から仕事が湧いてくる

そんな職場だと思います。

 

本当にキリがないです。

 

そして、

長時間労働では

体も辛くなるので

能率も下がります。

 

そもそも、

サービス残業では給料が増えないので

頑張って仕事する気になりません。

 

やればやるほど

労働時間に対する賃金が下がります。

 

実際、立ち入り調査前の労働時間から算出した時給は

最低賃金下回っていたと思います。

 

そもそも最低賃金以下の人もいたような・・・。

 

 

最後に

この話では鉄槌が落ちたパターンですが、

 

労働基準監督署が動くのは

しっかりとした証拠が必要なようです。

 

私がいた会社の場合は

 

正直に打刻していた

タイムカードが決め手

 

だったのでしょう。

 

 

たとえ労働基準監督署の

指導が入ったとしても

 

会社の体質が変わらないと

サービス残業は無くならないと思います。

 

 

あまりに消耗するようであれば

転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

自分を守るのは

自分しかいません。

 

 

最後までご覧いただき

ありがとうございました。