貯金の代わりに投資が必要な理由
カジュアル投資家
やみーです。
あなたは親から
「貯金しなさい！」
と言われたこと
ありませんか？
おそらく
社会人になったら
高確率で言われていると思います。
では、
「投資しなさい！」
と言われたことは？
まぁ、ありませんよね。
今回は
貯金よりも投資をすることについて
お話いたします。
貯金？預金？貯蓄？何が違うの？
そもそも前提として
『貯金』と『預金』
よく混同されがちですが、
サクッと違いを説明すると、
預ける場所違う
だけなんです。
- 貯金・・・ゆうちょ銀行・農協・漁協に預けているお金
- 預金・・・銀行などの金融機関に預けているお金
さらに言うと、
『貯蓄』というのもあります。
- 貯蓄・・・金融資産（株や不動産、保険も含みます）
これから投資をするなら、
『貯蓄』という言葉を
使うことになります。
※この記事では、
”お金を貯めること”という意味でも
貯金という表現を使っています。
金利〇〇％！昔は貯金で正解だった
この記事の最初に
「貯金しなさい」と
言われたかお聞きしましたが、
実際に貯金でよかった時代もありました。
過去の預金、貯金の金利を
日本銀行の統計データを調べました。
参照：（統計の注釈）金融市況（金利・利回り・外為レート等） : 日本銀行 Bank of Japan
目次：預金金利
（参考）銀行預金金利（1994年10月3日まで）
この統計データには
1988年以降の預金と貯金の利率が公表されています。
そこで、
最も高い利率を調べてみると
1990年から1991年にかけての
利率がなんと
6.33％
というデータが残っていました。
※1994年以降の銀行預金のデータはこのページには掲載されていませんが、
利率は下がり続けていますので省略いたしました。
こんな利率なら
コツコツお金を貯めれば
投資の必要もありません。
だって、
100万円預けていれば
1年後に約6万円
増えてるんですから。
そりゃ、
貯金しろっていいますよね。
今は貯金しても増えない
で、
今の利率はというと
0.01％
100万円預けて
1年後に100円増えます。
たった100円です。
ATMの手数料にもならないです。
自分の親世代、
その上の祖父母の時代とは
まったく貯金の状況が異なっているのです。
こんなに差が出る？！今と昔の金利で貯金計算
貯金の積み立て額が同じでも
最終の貯金額が変わるのは
イメージがついたと思います。
では、
20年後
それぞれの金利で運用した場合
貯金額がいくらになるのか
計算してみました。
今回は簡単にするために
下記条件で計算しました。
- 毎年10万円積み立て貯金（合計元本は200万円）
- 金利は6%と0.01%の2種類
- 単利で計算（1年目の10万円も元本だけに利子が付くとして計算）
- 税金は考慮しない
結果は、
金利 6% 3,260,000円（＋126万円）
金利 0.01% 2,002,100円（＋2,100円）
100万円以上の差が出ました・・・。
金利0.01%は
20年間、毎年10万円積み立てしても
2100円しか増えない
というのですから
もはや
言葉も出ません。
では、
昔の貯金のように
お金を増やしていくためには
どうすればいいのか。
それはもちろん
『投資』です。
貯金と同じ感覚で投資をする
投資といっても、
いきなり大きなお金を
用意する必要はありません。
毎月の貯金と同じように
毎月投資をすればいいのです。
私がおすすめしているのは
インデックス積立投資です。
毎月のお給料から
積立貯金をするように
インデックス型投資信託に
積立投資を行います。
そして投資では
複利が働きます。
かのアインシュタインも
「人類最大の発明は複利である」
という言葉を残したほど
複利というのは
ものすごいパワーを持っています。
この複利を生かすためには
時間を味方にする必要があります。
そのためには、
少額でもいいので
投資を始めることが
重要なのです。
最後に
貯金が資産運用方法として
有用だった時代もありましたが、
低金利時代の今では
通用しなくなっています。
さらに、
年金や介護など
お金にまつわる不安は
昔よりもはるかに増えています。
その対策として
『投資』という選択肢が
あることを知ってください。
